天皇賞・春の穴馬3頭。うち1頭は「くれば蔵が建つ」レベルの破壊力 (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Yasuo Ito/AFLO

 カレンミロティックは、前年の天皇賞・春で3着に入線し、申し分のない長距離実績があった。しかし、直近のレースではふた桁着順のレースが続いていて、前走の阪神大賞典でも6着と振るわなかった。

 メイショウドンタクは、その年の1月に行なわれたオープン特別・万葉S(京都・芝3000m)で3着に入線していたが、その後は振るわず、2走前の日経賞、前走のオープン特別・大阪-ハンブルクC(阪神・芝2400m)と立て続けに11着と惨敗を喫していた。

 しかしこの舞台においては、戦績に波がある馬でも長距離戦を得意としていれば、ときに大駆けを見せることがよくあるのだ。「主役不在」の今年だからこそ、同様のタイプの馬を思い切って狙ってみてはどうだろうか。

 オススメの"超穴馬"がいる。トミケンスラーヴァ(牡8歳)である。

 昨年10月に1600万下を勝ってオープン入りした同馬は、続く年明けの万葉Sで7番人気ながら快勝。見事に連勝を飾った。

 しかしその後、GIIアメリカジョッキークラブC(1月21日/中山・芝2200m)が8着、阪神大賞典(3月18日)も10着と見せ場も作れずに終わっている。そのため、おそらく無印に近い人気薄となるだろうが、万葉Sの走りから、もしかすると長距離巧者という可能性はある。大金の夢を追うなら、同馬の一発にかけてみるのも面白い。

 ゴールデンウィークの初めに行なわれる伝統の一戦。大型連休を贅沢に遊べる"軍資金"をもたらしてくれる馬が、この3頭の中にいるかもしれない。

◆キタサンいなけりゃオレの出番。天皇賞・春はシュヴァルグランが主役だ>>

◆大物オブセッションは「広いコースが好き」。ダービーで真価を発揮か>>

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