皐月賞は「上がらぬ人気に怒った3頭」が秘めたる力を爆発させる! (4ページ目)

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  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 今年、それを実現する可能性が高いのは、グレイルだ。

皐月賞での巻き返しが期待できるグレイル皐月賞での巻き返しが期待できるグレイル 同馬は、2歳時に新馬、GIII京都2歳S(11月25日/京都・芝2000m)と見事な連勝を飾った。その結果、前走の共同通信杯では断然の1番人気に支持されたが、まさかの7着大敗。皐月賞では人気落ち必至の状況だ。

 しかし、重賞で1番人気になるほどの馬は、きちんと力を出せば、十分に巻き返しを図ることができる。それは、過去の歴史が証明している。

 そもそもデビュー2戦目で重賞を勝つほどの器。前走の敗戦だけで見限るのは早計だろう。むしろ、「穴馬」として狙うには格好の存在と言える。

 ダノンプレミアムの突然の回避によって、"荒れる"雰囲気がプンプン漂う皐月賞。そんな戦前のムードどおり、波乱を演出して高配当をもたらす馬が、この中にきっといる。

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