きたらスゴイぞ! 桜花賞の超大穴に、あの「暴れん坊ムスメ」が浮上 (3ページ目)
前走、落馬で競走中止となったアマルフィコーストが桜花賞で波乱を起こす!? 逆転の可能性を秘めているという点において、個人的に魅力を感じているのは、アマルフィコーストです。
昨秋のファンタジーS(11月3日/京都・芝1400m)は1番人気に推されたものの、3着と敗戦。その後、予定していた阪神JFは回避して、今年の始動戦となったフィリーズレビュー(3月11日/阪神・芝1400m)では、なんとスタート直後に落馬して競走中止に。
順風満帆のラッキーライラックと比べると、天と地ほどの差がありますが、単純に運がなかっただけで、能力自体の差はそこまでないと思っています。
なにしろ、新馬戦と2戦目の中京2歳S(7月22日/中京・芝1600m)の内容に目を引くものがありました。この時点ではこの馬が「クラシック有力候補なのでは」と思っていましたからね。
やや気性が激しいのか、ファンタジーSのときにはパドックでも結構うるさい面を見せていました。それがレースに影響したのか、スタートは抜群だったにもかかわらず、かかるのを嫌がって抑えているうちに、位置取りがどんどん悪くなってしまいました。
もし、好位で普通に折り合っていれば、楽に抜け出して完勝していたかもしれません。そんなシーンを想像できるだけのポテンシャルは備えているはずです。
未知の部分が多いため、おそらくまったく人気はないでしょう。しかし、それだけに面白い存在とも言えます。今年の桜花賞の「ヒモ穴馬」には、このアマルフィコーストを指名したいと思います。
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◆桜花賞1強は危険なサイン。「女王にクーデターを企む3頭」に要注意>>
プロフィール
大西直宏 (おおにし・なおひろ)
1961年9月14日生まれ。東京都出身。1980年に騎手デビュー。1997年にはサニーブライアンで皐月賞と日本ダービーの二冠を達成した。2006年、騎手生活に幕を閉じ、現在は馬券を買う立場から「元騎手」として競馬を見て創造するターフ・メディア・クリエイターとして活躍中。育成牧場『N.Oレーシングステーブル』の代表も務め、クラシック好走馬を送り出した。
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