きたらスゴイぞ! 桜花賞の超大穴に、あの「暴れん坊ムスメ」が浮上 (2ページ目)
とはいえ、走っていないゆえ、適性がわからないというだけで、ダメと決まったわけではありません。まったく問題なく、こなしてしまうかもしれません。希望としては、どんな馬場でも強いラッキーライラックを見てみたいですね。
それから、もうひとつだけ気になることがあります。それは、前走のチューリップ賞は強かったのですが、目いっぱいの競馬をしていたように見えたこと。まるで本番に臨んでいるかのようなレースでした。
変に遊ばせるとクセがつく場合があるので、そんな不安要素を作らないために、終(しま)いまでしっかり追った可能性はあるのですが、一応は3歳牝馬ですので、内面でダメージが残っていないかどうか、心配です。まあ、前述したとおり大型馬なので、そこまで気にしなくてもいいのかもしれませんが......。
当面のライバルとなるのは、先にも記したマウレアとリリーノーブルでしょうか。阪神JFに続いて、チューリップ賞でもこの2頭が2着、3着でしたからね(阪神JFでは2着リリーノーブル、3着マウレア)。
ただ、この2頭の着順の入れ替わりはあったとしても、ラッキーライラックがまともに走った場合、もはや逆転するのは難しいのではないでしょうか。
もし逆転があるとしたら......。
世間的には、まだ勝負づけが済んでおらず、牡馬相手の重賞シンザン記念(1月8日/京都・芝1600m)を勝ったアーモンドアイに魅力を感じている人が多いようですね。鞍上も、全国リーディング2位のクリストフ・ルメール騎手ですし。
良馬場で行なわれた東京の未勝利戦で上がり33秒5、道悪だったシンザン記念でも上がり34秒4の時計をマークし、ともにレースの上がりより約1秒も速い決め手を繰り出して快勝。確かにその末脚は強烈だと思います。
しかし今回は、正月競馬からの直行という特殊なローテーション。加えて、再び関西への長距離輸送と心配な面が多分にあります。もし、それでも勝つようなら"化け物"級ですね。もちろん、その可能性はゼロではないのですが......。
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