2018.04.02

絶対女王を追う、2番手以下は大モメだ。
最新「3歳牝馬ランキング」

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 ふたを開けて見ると、1~4位までの順位は前回とほぼ変わらないものの、5位ロックディスタウンが対象外になったことで、その座は大混戦。同ポイントで5頭が分け合う形となった。

 1位は、ラッキーライラック。今年初戦のチューリップ賞も制して、4戦無敗と圧倒的な強さを誇っている。ついに今回、万票となる25ポイントを獲得。このまま牝馬クラシックでもトップを駆け抜けていくのか、注目される。

市丸博司氏(パソコン競馬ライター)
「チューリップ賞において、ラッキーライラックが追ったのは、最後の300mのみ。それでいて、2着マウレアに2馬身差と決定的な差をつけました。その結果、ラッキーライラックはTF指数(※市丸氏が独自に編み出したデータ指数)を大きく上積みして、ポイント的には抜けた存在です。2番手以降のポイントは大混戦。桜花賞も、そうしたレースになると予想されます。

 キャリアの浅い馬が大変身したり、道悪競馬になったり、超スローまたは超ハイペースになったりしなければ、ラッキーライラックの戴冠の可能性は90%以上と見ています」

吉田順一氏(デイリー馬三郎)
「ラッキーライラックはデビュー以来、エリート街道をまっしぐら。マイル戦ばかり使われてきましたが、レースを使うごとに時計を短縮。スタートセンスが抜群で、道中の折り合いも現時点では問題ないレベルです。前向きさがあり、闘争本能も豊かで、仕掛けてからの反応や伸びも上々。テンよし、中よし、終(しま)いよしと、すべてにおいて高いレベルのクオリティーを発揮できています。

 余分な脂肪がつきにくいタイプで、前走チューリップ賞における10kg増もすべて成長分。阪神JFから後続との差がコンマ2秒広がったのも、この馬の成長度がリリーノーブル、マウレアを上回ったからに他なりません。走破時計も秀逸で、阪神JFとチューリップ賞で戦ってきた馬とは、完全に勝負づけが済みました。

 チューリップ賞のパドックでは二度汗が見られ、間隔の詰まるローテーションでイレ込みがきつくなったときに一抹の不安があるのは、血統の宿命。ただそれも、重箱の隅をつつくレベルの懸念材料に過ぎません」