ドバイ後半2レース。勝ち馬は見えたから、このヒモでザクザク稼ぐ! (2ページ目)

  • 土屋真光●文・写真 text & photo by Tsuchiya Masamitsu

 一方、日本では、おそらくレイデオロが1番人気で、クロスオブスターズとサトノクラウンが2番人気を競うのではないだろうか

 傾向としては、上がり馬よりは実績馬のレース。それも凱旋門賞クラスで連対しているレベルなら、ほぼここでも好走できる。無理に「格」に逆らう必要はなく、クロスオブスターズを本命にする。勝てなくとも連を外すことは考えにくい。展開的にも、同じゴドルフィンのベストソリューション(牡4歳/父コディアック)がペースメーカーとなり、アシストするだろう。ただ、ペースメーカーといってもキビキビと逃げるような展開にはならないと予想する。

 枠順的にレイデオロは内にもぐり込みやすそうだが、すぐ内の枠にはライアン・ムーア騎手騎乗のアイダホがおり、どうしても1列外を回されてしまいそうだ。

 穴っぽいところではモズカッチャンを推奨したい。このレースでは牝馬の好走がめずらしくなく、さらに最内枠はこれまでの戦績からもプラスだろう。

 メインのドバイワールドカップ(メイダン・ダート2000m)は、メイダンの馬場がオールウェザーからダートになって以降の3年間で、3着以内となった9頭のうち、実に7頭がアメリカ調教馬だ。ほかの2頭は1頭がUAEダービーを勝ったムブタヒージ、もう1頭がステップレース2戦とも2着だったプリンスビショップだった。このアメリカ調教馬以外の2頭はともにドバウィ産駒だったことが共通している。

 過去、日本調教馬ではアウォーディーとホッコータルマエのそれぞれ5着が最高で、2年連続での挑戦となるアウォーディー(牡8歳/父ジャングルポケット)は、昨年の着順をどれだけ上回れるのかの戦いとなる。

 断然の人気が見込まれるのはアメリカのウエストコースト(牡4歳/父フラッター)だ。昨年のアメリカの最優秀3歳牡馬で、昨年の勝ち馬アロゲートと同じボブ・バファート調教師の管理馬である。すでにGIを2勝しており、さらにブリーダーズカップ(BC)クラシック(11月4日/デルマー・ダート2000m)で3着、ペガサスワールドC(1月27日/ガルフストリーム・ダート1800m)で2着と、引退したアロゲート、ガンランナーに続く存在として注目されている。

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