2018.03.10

フィリーズレビュー「本番より
ココ狙いの3頭」を穴党記者があぶり出す

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 今年の出走予定馬を見渡してみると、重賞勝ち馬は不在。人気を集めそうなのは、オープン特別の勝ち馬や重賞で好走した馬たちとなる。だが、未対戦の馬も多く、まだまだ序列がはっきりしていない今だからこそ、波乱の要素は大きい。

 波乱ムードという見方には、中日スポーツの大野英樹記者も同意する。

「桜花賞は、ラッキーライラックvsシンザン記念の勝ち馬アーモンドアイという図式で展開されていきそうですが、それらと比較すると、やはりフィリーズレビューのメンバーは少し見劣るので、混戦であることは間違いありせん。それだけに、波乱が起こる可能性も大きいと見ています」

 そうした状況にあって、デイリー馬三郎の木村拓人記者は、1番人気が予想されるモルトアレグロ(父スペイツタウン)にも懐疑的な見解を示す。同馬は、阪神JFで5着と善戦し、前走のオープン特別・紅梅S(1月14日/京都・芝1400m)では見事な勝利を飾っている。

「モルトアレグロは初陣でダート戦を勝っているように、重厚感のある馬体の持ち主。前走で軽い芝のレースを快勝し、少し印象が変わってきてはいるものの、本質的には時計のかかる力の要る馬場が向いていて、パワーで押し切るタイプだと思います。今の高速馬場の阪神、週中の雨の影響が残らないようなら、付け入る隙があると見ています」

 こうしてみると、今年も思わぬ馬が上位に食い込んできそうだが、では各記者はどの馬を波乱の”主役”と見立てているのだろうか。

 大野記者は、前走で500万特別のなずな賞(1月20日/中京・芝1400m)を勝ったアリア(父ダイワメジャー)の名を挙げた。

フィリーズレビューに勝負気配を感じるアリア