あのワグネリアンが「よりダイナミック
になった」との情報をキャッチ

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 また、同馬の強さは「デビュー戦のラップを見ればよくわかる」とトラックマンが続ける。

「デビュー戦でワグネリアンは32秒6という驚異的な上がりタイムを記録しています。しかし、それ以上にすごいのは、後半1000mのラップ。通常、2歳の2000m戦は中盤のラップが緩んで最後の上がりだけ速いケースが多いのですが、なんとこの馬は57秒台で走っているんですよ。過去のデータを見ても、2000mの新馬戦で後半1000mを57秒台で走った馬なんてほとんどいません。ワグネリアンはすでにこの時点で"クラシック級"だったと言えます」

 デビュー戦で見せた圧巻のパフォーマンス。それだけで、ワグネリアンの将来は約束されたようなものだったのかもしれない。

 ただし、そうは言っても弥生賞では朝日杯FSを制したダノンプレミアムなど、過去最大の強敵が待ち受けている。クラシックの本番前に、ライバルたちとどんな戦いを見せるのか。激アツの弥生賞が楽しみでならない。

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