高配当の出るフェブラリーSは「砂嵐を呼ぶ4頭」を馬券に組み込め! (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Spots Nippon/Getty Images

 翻(ひるがえ)って、デイリー馬三郎の吉田順一記者は、中間の状態やレースの条件を踏まえ、人気が予想される昨年末のGIチャンピオンズC(12月3日/中京・ダート1800m)の1、2着馬に対して、疑問を呈す。

「チャンピオンズC優勝馬で、昨年の覇者でもあるゴールドドリームは、昨年と同じローテーションで臨みますが、追い切り開始日が1週遅れて(追い切りが)1本少ないのがどうなのか。

 一方、チャンピオンズCで2着と充実一途のテイエムジンソク(牡6歳)。チャンピオンズCでは初の左回りを克服し、そのあとも同じ舞台で行なわれた東海Sを完勝して適応力の高さを示しました。

 しかし、今回は初めての関東遠征、そして芝スタートの一戦。加えて、デビュー以来、最も短い距離のレースとなるマイル戦で、本来のダッシュ力とポジションで競馬ができるのか。それぞれ、不安材料を抱えています」

 今年からスポーツ報知に移籍した豊島俊介記者も、ゴールドドリームへの懸念を口にする。

「ゴールドドリームにとって、今回の舞台選定は申し分なく、年齢的にも今が充実期の印象があります。ただ、どうしてもゲートの不安がつきまといますから、絶対的な信頼を置けるタイプではありません」

 上位人気を争う有力2頭が絶対視はできないとあれば、ますます波乱ムードが漂う。そこで、松田記者はサンライズノヴァ(牡4歳)を逆転候補に推奨する。

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