2強に待った! エライことになってきた3歳牡馬「最新ランキング」 (5ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 5位は、3位タイムフライヤーを京都2歳Sで破ったグレイル。今週末の共同通信杯に出走予定だ。

木南氏
「グレイルは他馬とは異なり、京都2歳Sで下したタイムフライヤーやケイティクレバー(牡3歳/父ハービンジャー)がその後に好走することで、走らずに評価が上昇中。近親にGI馬のブラックホークやピンクカメオがいて、大物の可能性を秘めていますが、まだ2戦しか消化しておらず、その見極めが難しいところです。

 その分、今週末に出走予定の共同通信杯が注目されます。はたして、東京で切れる脚を使えるのか、多頭数の競馬になったときにどうなのか。多くの課題を抱えていますが、これをクリアすれば、今度は自らの結果によって自身の評価を上げることになるでしょう」

 最後に僅差でランク外(6位)となった京成杯の勝ち馬ジェネラーレウーノ(牡3歳/父スクリーンヒーロー)についても少し触れておこう。

市丸氏
「この馬は、何より先行力が魅力。府中の末脚比べでは瞬発力のある馬たちに劣るでしょうが、中山・芝2000mなら大仕事をやってのけても不思議ではありません」

 はや2カ月後には開幕するクラシック。このまま「2強」の様相で本番を迎えるのか、それとも新たな主役候補が現れるのか、これから本格化するトライアル戦からますます目が離せない。

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