今の京都はディープ産駒に難。
きさらぎ賞は「ジワ伸び2頭」が大正解

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Spots Nippon/Getty Images

 木村記者は、「直線平坦コースを狙って、必勝態勢で西下してくるグローリーヴェイズ(牡3歳/父ディープインパクト)を中心視」としながらも、穴馬にはオーデットエール(牡3歳/父ハーツクライ)の名前を挙げた。

今の京都の馬場が合いそうなオーデットエール今の京都の馬場が合いそうなオーデットエール 同馬は、2走前のオープン特別・萩S(10月28日/京都・芝1800m)で、のちにGIホープフルS(中山・芝2000m)を制したタイムフライヤーに次いで、2着となった馬である。

「オーデットエールはハーツクライ産駒ですから、本来は2歳時からバリバリ走るタイプではないのですが、新潟で芝1600mの新馬戦を勝って、続くGIII新潟2歳S(6着。8月27日/新潟・芝1600m)でもいい伸びを見せていました。現地で見ていましたが、これからまだまだよくなっていきそうな雰囲気を感じさせる走りでしたよ。

 おそらく単純な上がり勝負になると、切れ負けするようなタイプ。でも、今の京都コースはぴったりだと思います。(大きいレースを)いずれどこかで、と思っていましたが、前走後にひと息入れてのここで、大化けがあってもおかしくないでしょう」

 木村記者と同じく、グローリーヴェイズを中心視しつつ、オーデットエールを穴馬として推すのは、スポーツ報知の坂本達洋記者。

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