2018.02.02

東京新聞杯は、「穴馬の方程式」に
カッチリはまる3頭が猛威をふるう

  • text by Sportiva
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 これら2頭の例から言えることは、オープン入り直後の重賞で力及ばなかったとしても、それだけで評価を落としてはいけないということ。どんな馬でも、いきなり重賞で好走するのは簡単ではない。一度、その"壁"を体験したことによって、再挑戦で力を見せるケースは多々ある。

 この観点で狙うなら、今年はストーミーシー(牡5歳)だろう。

 2走前に1600万条件を勝ったあと、前走はGIII京都金杯(1月6日)に挑戦した。5着に敗れて、ここでも穴馬の1頭という評価は変わらないが、勝ち馬とはコンマ2秒差。まずまずの走りを見せたうえ、過去の例を踏まえれば、今回さらに上昇カーブを描く可能性は十分にある。

 しかも、同馬は昨年、東京新聞杯に格上挑戦して、10番人気ながら4着同着と健闘している。舞台適性も高く、一発あってもおかしくない。

 最後に取り上げたいのは、直近のレースで善戦し続けながら、伏兵扱いにとどまっていた馬の激走だ。

 2011年に7番人気で2着となったキングストリートは、前年の夏に1600万下から2度目の昇格を果たすと、オープン特別の小倉日経オープン(小倉・芝1800m)で3着。続くオープン特別では9着に敗れたものの、その後はマイル戦のオープン特別を3走して、5着、3着、5着と掲示板を確保し続けた。

 2012年に8番人気で勝利したガルボも、3走前となったオープン特別のキャピタルS(東京・芝1600m)で2着。続くGII阪神Cでは6着と惜しくも掲示板を逃したが、直前のオープン特別・ニューイヤーC(中山・芝1600m)では再び2着と奮闘した。

 この2頭は、オープン特別では上位争いを演じていたが、重賞では力不足と捉えられて低評価に甘んじた。だが、オープンクラスで安定した力を発揮できる馬であれば、それを続けることで重賞でも勝ち負けできるようになるということ。