過去の勝ち馬ソックリ。きさらぎ賞は
グローリーヴェイズで間違いなし
血統は母メリッサがGIII北九州記念(小倉・芝1200m)勝ち馬で、現5歳の全兄ミッキーグローリーも芝1400~1800mで4勝と、ややスピード寄りになっている。先行争いがやや激しかったデイリー杯2歳Sでも自分のペースを守って競馬ができていたので、1800mもこなせる条件ではあるが、スタミナ比べの流れになると苦しいかもしれない。また、寒くて馬体の絞りにくいこの時期に約3カ月ぶりの実戦なので、当日の馬体重が大幅に増えているようだと割引だろう。
ここまではディープインパクト産駒を3頭挙げたが、血統面から注目したい馬としてエポカドーロ(牡3歳/藤原英昭厩舎)を挙げておきたい。
同馬の父オルフェーヴルはクラシック3冠などGI6勝を挙げた名馬で、初年度産駒が昨年デビューした。ラッキーライラックが無傷の3連勝でGI阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神・芝1600m)を制して2歳女王に輝いたが、牡馬の大物は今のところ出ておらず、勝馬率も高くないので現地点での評価は微妙なものになっている。
しかし、このエポカドーロは母が2006年GIIフィリーズレビュー(阪神・芝1400m)など重賞2勝のダイワパッションとなかなかの良血だ。1月21日に行なわれた前走の未勝利戦(京都・芝1600m)では3カ月半ぶりの実戦で、馬体重も14kg増と余裕があったが、ハナを奪って危なげなく逃げ切る強い内容で初勝利を挙げている。
父オルフェーヴルもこのレース3着後、続くGIIスプリングSから重賞6連勝を達成している。出走すれば中1週の楽ではないローテーションとなるが、休み明けを叩いての上積みも期待できそうで、上位食い込みに期待したい。
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