2018.02.01

過去の勝ち馬ソックリ。きさらぎ賞は
グローリーヴェイズで間違いなし

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki photo by Nikkansports

 血統は3代母に3冠牝馬メジロラモーヌがいる日本の名血だ。母の父はGIスプリンターズSを連覇したレッドファルクスの父としても知られるスウェプトオーヴァーボードで、その父エンドスウィープは、2014年きさらぎ賞勝ち馬で、昨年、オーストラリアでGI2勝を挙げた前述のトーセンスターダムの母の父。同馬とは母系のノーザンテーストの血も共通しており、非常に似た配合となっている。

 また、2011年の勝ち馬トーセンラーとは、母の父にミスタープロスペクター系が入り、リファールのクロスがある点が共通。このように、グローリーヴェイズはきさらぎ賞を勝ったディープインパクト産駒と多くの共通点を持っているのだ。臨戦過程、血統と条件は揃っており、期待したい。

 出走馬一の良血馬と言えるのがダノンマジェスティ(牡3歳/音無秀孝厩舎)だ。全兄に昨年の皐月賞馬アルアインがいて、母ドバイマジェスティはGI BCフィリー&メアスプリントを勝った米牝馬チャンピオンスプリンターという素晴らしい血統の持ち主である。新馬戦(阪神・芝1800m)では直線でふらつく幼さを見せたが、2着馬に3馬身1/2差をつける強い内容だった。

 ただし、きさらぎ賞におけるキャリア1戦の馬は過去30年で18頭が出走して2着以上はなく3着が2回と、1頭も勝っていない。このレースに限らず、重賞競走では新馬戦や条件戦で強い勝ち方をしてきた馬がオープン馬の壁にぶち当たるケースは多い。

 キャリアの多さは重要だ。ダノンマジェスティはこのメンバーでもアッサリ勝って不思議ない潜在能力の持ち主と見ているが、新馬戦で気性的に幼い面を見せたこともあり、1戦1勝の身で人気を背負って重賞に出てくるとなれば、ちょっと割り引いて考えたい。

 今回は重賞勝ち馬のみならず、芝2勝馬がいないというフレッシュなメンバー構成となるが、その中で実績ナンバーワンとなるのがカツジ(牡3歳/池添兼雄厩舎)だ。昨年10月の新馬戦(京都・芝1600m)を勝利し、続くGIIデイリー杯2歳S(2017年11月11日/京都・芝1600m)で2着に入っている。