稼げるシルクロードS、絶好調の穴党記者が「お宝配当の5頭」を叫ぶ (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 もともと気性が前向きなタイプで、久々を苦にすることもありません。前々で、揉(も)まれずにマイペースで運べれば、安定して結果を出せる馬。前走(CBC賞)から据え置きのハンデ56kgで臨めるのも好材料です。同馬の持ち味を知る水口優也騎手を背にして、休み明け初戦からエンジン全開を期待します」

 ケレン味のない逃げ脚が持ち味のセカンドテーブルには、大野記者も注目している。

「昨年のこのレースで、7番人気の低評価ながらも3着と好走しました。同馬が人気薄で、マイペースで先行したときの粘り強さは、これまでも何度も見ています。久々の分、マークは甘くなりそうですから、侮れないですよ」

 大西記者はもう1頭、ミッキーラブソング(牡7歳)も「気になる」という。

「前走のタンザナイトS(2017年12月16日/阪神・芝1200m)の勝ちっぷりが鮮やかで、ようやく復調したな、という印象です。1200m戦への慣れも出てきたのか、前々で運んだ道中の位置取りや、直線の末脚にはこれまでにない力強さを感じました。

 ひと叩きされて、中間の気配にもいい意味で前向きさと活気があり、引き続き勝った前走と同じ松山弘平騎手が手綱を取るのもプラス。充実期を迎えた明け7歳馬が、初の重賞制覇を果たしてもおかしくないと見ています」

 群雄割拠のスプリント戦線。お宝配当を手土産に主役候補として抜け出す馬はいるのか。わずか1分ほどで決着がつく電撃戦に注目である。

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