稼げるシルクロードS、絶好調の穴党記者が「お宝配当の5頭」を叫ぶ (3ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

「同馬は、GIII新潟2歳S(新潟・芝1600m)とGIII京成杯AH(中山・芝1600m)と重賞2勝。GINHKマイルC(東京・芝1600m)でも2着になった強豪マイラーですが、デビュー当初から小島茂之調教師が『骨格がしっかりしてきたら、スプリンターかも』と話していた潜在的な短距離馬なんです。

 現に前走のカーバンクルS(1月8日/中山・芝1200m)で、初の1200m戦に挑んで3着と、その適性を示しました。マイル戦だと露見するかかり癖も見られず、追走もスムーズでした。距離短縮で末脚のキレがそがれることもなく、今回2度目のスプリント戦で、さらにパフォーマンスを上げてくる可能性は高いでしょう」

 続けて松田記者は、ラインミーティア(牡8歳)の名前も挙げた。

「前走のGIスプリンターズS(2017年10月1日/中山・芝1200m)では13着と大敗を喫しましたが、それはスタートで躓(つまず)いて、まったく流れに乗れなかったことによるもの。

 7歳時の昨夏、GIIIアイビスSD(2017年7月30日/新潟・芝1000m)を快勝し、GIIセントウルS(2017年9月10日/阪神・芝1200m)で2着と好走したことを踏まえれば、年齢による衰えも心配する必要はないでしょう。冬場の休み明けがどうか、という点は気になるものの、久々は苦にしないタイプですから、大駆けがあっても不思議ではありません」

 大野記者、松田記者のふたりが関東馬を推奨するなか、デイリースポーツの大西修平記者は関西馬の一発に期待を寄せる。

「面白いのは、セカンドテーブル(牡6歳)です。昨年のGIII CBC賞(2017年7月2日/中京・芝1200m)2着以来、骨折で放牧に出ていましたが、昨年末に帰厩してからは栗東CWで好時計を連発しています。追い切るごとに動きがよくなり、このレースを目標にしっかりと仕上がった感があります。

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