根岸Sの穴馬条件「8歳馬、伸び盛り、
地方番長」が今年も3頭いるぞ

  • text by Sportiva
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki


8歳馬ゆえ、軽視できないベストウォーリア8歳馬ゆえ、軽視できないベストウォーリア そして、今年の出走馬を見渡してみると、1頭だけ8歳馬がいた。ベストウォーリア(牡8歳)である。

 2014年、2015年と地方交流重賞のGIマイルCS南部杯(盛岡・ダート1600m)で連覇を達成。昨年の根岸Sでも2着と好走するなど、長年ダートの短距離、マイル戦線で上位を争ってきている実績馬だ。

 それだけに、今回もそれなりに人気するかもしれないが、ここ2走はマイルCS南部杯(2017年10月9日)で6着、GIII武蔵野S(2017年11月11日/東京・ダート1600m)で7着と精彩を欠いている。しかも8歳という年齢となり、これまでのような上位人気にはならないのではないか。

 だからこそ、今回が狙い目なのである。

 叩き3戦目による復調が期待され、鞍上も名手クリストフ・ルメール騎手が務める。そして何より、このレースと相性のいい8歳馬である。一発あっても不思議ではない。

 一方、このレースでは、伸び盛りの馬が人気薄で"大仕事"を果たすことも少なくない。

 その一例となるのが、2012年に9番人気で2着となったトウショウカズンだ。同馬は、1600万下、オープン特別と連勝して臨みながら、その連勝は「相手に恵まれた」と見られてか、単なる伏兵扱いにとどまった。

 2014年に8番人気で2着となったノーザンリバーもそうだ。こちらは、オープン特別、GIIIカペラS(中山・ダート1200m)と連勝してきたが、GI前哨戦のここでは実力不足と判断されてか、人気が上がらなかった。

 こうした結果から見てわかるのは、クラスやメンバーレベルに関わらず、近走で結果を残してきた好調馬は要チェックということだ。

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