波乱続きの東海S。穴党記者が推すのは「えッ!?」と驚く超穴馬ばかり (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 馬体重450kg前後と決して大きな馬ではないため、関東圏への輸送には常に不安を抱えていましたが、2走前の師走Sでは馬体重を大きく減らさずに3着入線。オープンでもメドが立つ、好内容のレースを見せました。

 前走のペテルギウスS(12月28日/阪神・ダート1800m)でも3着と結果を残しました。今の充実ぶりと輸送距離の短い中京でならいい状態で出走でき、GIIでも互角に戦えると見込んでいます。展開と舞台を鑑(かんが)みれば、立ち回りひとつでさらなる前進があっていいと思います」

 中日スポーツの大野英樹記者も、テイエムジンソクの強さを認めつつも「付け入る隙はある」と断言。昨年の2着馬モルトベーネ(牡6歳)を逆転候補に挙げる。

昨年も12番人気で2着に奮闘したモルトベーネ昨年も12番人気で2着に奮闘したモルトベーネ「(モルトベーネは)気の悪さから、安定した成績を残すことができていませんが、4歳時の準オープン・花のみちS(2016年6月26日/阪神・ダート1800m)でテイエムジンソクを下した実績があります。型にはまれば、(人気馬とも)差のない力を持っています」

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