波乱続きの東海S。穴党記者が推すのは「えッ!?」と驚く超穴馬ばかり (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Eiichi Yamane/AFLO

 ここ3戦はすべてふた桁着順と、かなりの人気薄が予想されるが、これまで6戦して一度も掲示板に載っていない右回りに比べて、左回りは3戦2勝、2着1回。典型的な"左巧者"で、しかもその2勝しているのが、今回と同じ中京・ダート1800m戦なのである。

「中京での2戦2勝に加えて、やはり昨夏のGIIIレパードS(2017年8月6日/新潟・ダート1800m)で2着と奮闘したレースが忘れられません。12番人気の低評価でしたが、厳しい流れのなかでハナを切って粘り込みました。

 右回りは6戦して6着が最高とさっぱり。そのうえ、近走も冴えませんが、今回は左回りへとコースが替わって、大化けする可能性があると思います。確たる同型馬がいないのも好材料です。管理する羽月友彦調教師も、『気性がよくなってきたし、体力もついてきている』と同馬の成長に目を細めていました。楽しみです」

 太田記者はもう1頭、コスモカナディアン(牡5歳)も穴馬候補に挙げた。

「前走の師走S(12着。2017年12月9日/中山・ダート1800m)は休み明けだったうえ、スタート直後に両側から挟まれる形になって、位置取りを下げざるを得ない不利がありました。

 昨年はこの時期、地方交流重賞の川崎記念(2017年2月1日/川崎・ダート2100m)を3着と健闘。4着と善戦した昨夏のエルムS(2017年8月13日/札幌・ダート1700m)では、手綱をとった丹内祐次騎手が『速い時計に対応できたのは収穫』と、馬が充実期を迎えていることを認めていました。叩き2走目で一変があってもおかしくありません」

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