堅いAJCCが荒れるとき、
現れるタイプと同じ穴馬が今年も3頭いた

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 シャドウゲイトも、3年前の中山金杯と国際GIのシンガポール航空国際C(シンガポール・芝2000m)で重賞勝ちを決めたが、その後はまったく勝利に恵まれなかった。およそ8カ月前のGII金鯱賞(中京・芝2000m)2着という結果が目立つぐらいで、あとはことごとく馬群に沈んでいて直近の4レースも大敗を繰り返していた。

 とすれば、当然人気するはずもないのだが、2頭ともAJCCで久々に力を誇示したのである。その例にならって、ここ最近まったくいいところがないものの、重賞実績のある馬を今回も狙ってみてはどうか。

 面白いのは、マイネルミラノ(牡8歳)である。

昨秋、AJCCと同じ舞台のオールカマーで4着だったマイネルミラノ昨秋、AJCCと同じ舞台のオールカマーで4着だったマイネルミラノ 4歳の終わりにオープン入りし、以降は重賞戦線で奮闘。GIII戦で3着、2着と何度か善戦し、2016年のGIII函館記念(函館・芝2000m)で初の重賞勝利を遂げた。その後、昨春にオープン特別で勝ったものの、最近の成績はさっぱり。ここ3戦も、いずれもGIII戦で10着、6着、11着と振るわなかった。

 そうなると、今回も人気が上がる気配はないが、トウショウナイトやシャドウゲイトのように、馬の状態やレースの展開など何かしらハマれば、再び力を示してもおかしくない。

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