ホープフルS「穴党記者が熟考した4頭」で、
この1年を大逆転勝利だ

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 有馬記念の熱気が冷めやらぬなか、今年は12月28日にも中央競馬が開催され、当日はGIホープフルS(中山・芝2000m)が行なわれる。

 今年から新たにGIに昇格した2歳戦。昨年の勝ち馬レイデオロ(牡3歳)が今年の日本ダービーを制したことから、来春のクラシックを占ううえでも重要な一戦となる。

 それもあってか、重賞やオープン特別で好成績を残している馬が多数参戦。これまでよりメンバーレベルが一気に上昇し、GIという舞台に相応しい顔ぶれがそろった。

「とはいえ、1勝馬が半数以上を占めるのも事実。ポテンシャルという点では、上下差がかなりある印象を受けますね。まずは、重賞でも通用する能力があるかどうか、そこが(狙える馬かどうかの)見極めになるでしょうね」

 そう語るのは、デイリースポーツの豊島俊介記者。そのうえで、レースの展開面についてはこう語っている。

「あと、今年のメンバーを見て思うのは、先行勢が思った以上にそろったな、ということ。今の中山は前が有利な馬場で、騎手の心理を考えると、序盤はかなり厳しいペースになるのではないでしょうか。以上のことから、ポテンシャルが高くて、末脚がしっかりとしている馬を狙っていきたいと考えています」

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