朝日杯FSの人気馬に疑問。穴党記者は鼻息荒く「稼げる2頭」を叫ぶ (2ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 ハイペース必至の今年の朝日杯FS。それにより、松田記者は何頭かの人気馬を不安視する。

「でれきば、先週の阪神JFで優勝したラッキーライラック(牝2歳)のような、流れに乗れて、終(しま)いもしっかり脚を使える馬を狙いたい。今回、それに該当するのは、ステルヴィオあたりでしょうが、同馬はレースのたびにゲート難を見せている点が割り引き。4戦3勝のタワーオブロンドンも前例に近いタイプと言えますが、体型や調整過程を見る限り、マイルへの距離延長に一抹の不安を感じます」

 デイリー馬三郎の木村拓人記者は、別の人気馬について疑問を呈する。

「2戦2勝のダノンプレミアムです。前走のGIIIサウジアラビアロイヤルC(10月7日/東京・芝1600m)で見せた競馬は、素質の高さをうかがわせ、かなり強かったと思います。しかし、同馬はまだまだ未完成という印象。それでいて、あまりにもすんなり"走りすぎた"レースだったので、その反動が怖いです」

 ステルヴィオ、タワーオブロンドン、ダノンプレミアムの3頭は上位人気が予想されるが、それぞれ不安材料があるようだ。そうなると一気に波乱ムードが漂うが、人気馬に代わって台頭するのはどういった馬なのか。木村記者は、ダノンプレミアムとは別のディープインパクト産駒の名前を挙げた。

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