朝日杯FS「過去3年の超穴馬」と同じパターンの3頭が発見された! (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 最後に取り上げるのは、2016年の3着馬ボンセルヴィーソ。同馬は、前走のデイリー杯2歳Sで逃げ粘って2着と好結果を残していたが、「ペースや相手に恵まれた」という見方が強く、GIの舞台では軽く見られてしまった。しかし、その評価を覆(くつがえ)し、本番でも逃げて3着に粘った。

 この例から着目すべきは、先行力を武器にして重賞で好走しながら、評価が上がらない馬。今年、それに当てはまるのは、ケイティクレバーだ。

 同馬も、前走のGIII京都2歳S(11月25日/京都・芝2000m)で逃げて3着と好走しているが、GI戦の今回は強力メンバーがそろい、同馬にとって初のマイル戦ということもあって、支持が集まるとは考えにくい。

 しかしながら、人気薄でノーマークになったときこそ、本領を発揮するのが逃げ馬。重賞でも好走できる力を秘めているだけに、展開が味方すれば、あれよあれよと粘り込むシーンも考えられる。多くのファンをあっと言わせてもおかしくない。

 阪神開催となって今年で4回目の朝日杯FS。人気馬たちの間隙を突いて、今年も穴馬の台頭があるのか。若駒たちの、意外性のある走りに注目である。

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