朝日杯FS「過去3年の超穴馬」と同じパターンの3頭が発見された! (3ページ目)

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  • photo by Sports Nippon/Getty Images

 続いて、2015年に3着となったシャドウアプローチ。こちらも、2走前にオープン特別のききょうS(阪神・芝1400m)を勝利し、続く京王杯2歳Sでも1番人気を背負ってコンマ2秒差の3着と踏ん張った。

 にもかかわらず、本番では11番人気まで評価を落とした。前走で1番人気を裏切ったこともあるが、最大の理由は距離延長への不安だ。

 同馬は、それまでに1400m以下のレースしか経験していなかった。そのため、短距離馬のイメージが強くなり、200mの距離延長が嫌われたのである。

 これを教訓とするなら、オープン特別や重賞勝ちがあって、直前の京王杯2歳Sでも一定の力を見せながら、距離延長が嫌われて人気を落としそうな馬が狙えるということだ。

 その観点でいけば、今回はカシアスが浮上する。

 今夏のGIII函館2歳S(7月23日/函館・芝1200m)を制覇。その後、休養を挟んで前走の京王杯2歳Sでも2着に入って、きっちり力を示した。

 だが、ジャドウアプローチと同じく、1400mまでしかレース経験がないゆえ、マイル戦となる今回は距離延長が嫌われて低評価にとどまりそう。ならば、それを逆手にとって、この馬にかけてみるのも悪くない。

 ひと叩きされた今回は、間違いなく状態はアップしているはず。大駆けの可能性は十分にある。

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