チャンピオンズCの過去3年が
「ボーナス穴馬3頭」の名を教えてくれた

  • text by Sportiva
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 その観点から注目したいのは、グレンツェント(牡4歳)だ。

 3歳時にはGIIIユニコーンS(東京・ダート1600m)で3着と好走し、GIIIレパードS(新潟・ダート1800m)では今回も人気のケイティブレイブを下して優勝。さらに今年の1月には、骨っぽいメンバーを相手にGII東海S(1月22日/中京・ダート1800m)を1番人気で快勝した実力馬である。

 だが、東海Sを勝ったあと、GIIIアンタレスS(4月15日)では1番人気ながら9着と惨敗。続く平安S(5月20日)でも2番人気を裏切って10着に沈んだ。そのうえ、休み明けの前走JBCクラシックでも5着に敗れた。

 この3連敗によって、今回は人気もかなり落ちそうだが、秘めた実力は相当なもの。何かをきっかけにして能力を存分に発揮できれば、アスカノロマンのように復活する可能性は大いにあるはずだ。

 師走の中京に集うダートの猛者たち。激しく砂塵舞うハイレベルな決戦の中、その薄闇からゴール前に姿を現すのはどの馬か。多くのファンがあっと驚くような伏兵馬が突っ込んでくることを期待したい。

◆「いや、中京ダートならサウンドトゥルーに逆らえない」という根拠>>

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