チャンピオンズCの過去3年が「ボーナス穴馬3頭」の名を教えてくれた (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 村田利之●撮影 photo by Murata Toshiyuki

 同馬は、春にオープン特別とGIIIアンタレスS(阪神・ダート1800m)を連勝。その後、GIII平安S(京都・ダート1900m)で5着と健闘し、休養を挟んでからもGIIIシリウスS(阪神・ダート2000m)で2着、GIIIみやこS(京都・ダート1800m)で3着と、重賞戦線で善戦を続けていた。

 にもかかわらず、同馬は人気の盲点になった。3戦連続で好走するも勝ち星を挙げられなかったこと、加えて前走がみやこS組よりもJBCクラシック組のほうが上と評価されたことで、8番人気の低評価にとどまったのだ。

 つまり、狙い目となるのは、近走で善戦を繰り返していながら、JBCクラシック組との比較によって人気薄になる、みやこS組からの参戦馬である。

 今回の出走馬で該当するのは、キングズガード(牡6歳)だ。

 今春のGIフェブラリーS(11着。2月19日/東京・ダート1600m)ではまだまだ力が及ばなかったものの、その後は地方交流重賞、オープン特別で連続2着と好走し、GIIIプロキオンS(7月9日/中京・ダート1400m)で重賞初制覇。以降、秋を迎えてからも、地方交流GIのマイルCS南部杯(10月9日/盛岡・ダート1600m)で3着、前走のみやこSでも3着と奮闘してきた。

 まさしく善戦を繰り返してきたタイプではあるが、今年もJBCクラシック組のほうが前評判は上。おそらく、人気が上がることはないだろう。しかし、重賞勝ちもあるように、中京は得意舞台(4戦1勝、2着1回、3着2回)。ナムラビクター同様、重賞戦線で善戦してきた強みを生かして、上位に食い込んでもおかしくない。

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