マイルCSに「空前の穴馬が4頭いる!」穴党記者が絶叫する馬名は? (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 松田記者と吉田記者からはもう1頭、ペルシアンナイト(牡3歳)の名前が挙がった。

「なんといっても、鞍上がミルコ・デムーロ騎手。激戦のエリザベス女王杯でもモズカッチャンを勝利に導きました。ペルシアンナイトにしても、ダービーで敗れたあとは早々にマイル路線に矛先を向けて、休み明けの富士S(10月21日/東京・芝1600m)を叩いてマイルCSというローテンションには好感が持てます。

 その前走の富士Sは5着にとどまりましたが、久々のうえ、不良馬場、初の古馬相手とハンデが多くあって、先着されたメンバーとの勝負づけは済んでいません。3歳馬の伸びしろや上積みを考えれば、逆転の目は十分。モズカッチャンと同じハービンジャー産駒で、ここで一気に世代交代があっても不思議ではありません」(吉田記者)

「混戦のときこそ、頼りにしたいのが騎手の腕。M・デムーロ騎手は、今春の安田記念で3着、スプリンターズS(10月1日/中山・芝1200m)で史上3頭目の連覇を遂げたレッドファルクス(牡6歳)の主戦ジョッキーですが、今回はペルシアンナイトに騎乗します。今年もすでにGI5勝を挙げて、オークスからGI9戦連続で3着以内を確保している勝負強さはピカイチ。このコンビで2着に入った皐月賞(4月16日/中山・芝2000m)以上の結果を残してもおかしくありません」(松田記者)

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