マイルCSに「空前の穴馬が4頭いる!」
穴党記者が絶叫する馬名は?

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi


今の京都の馬場が合いそうなマルターズアポジー今の京都の馬場が合いそうなマルターズアポジー「こういうときこそ狙いたいのが、人気薄の逃げ馬。マイル転向初戦となった関屋記念(8月13日/新潟・芝1600m)では、同型のウインガニオン(牡5歳)を制してハナに立ち、そのまま1馬身4分の1差をつけて押し切りました。以前から、マイル以下のレースで先手を奪うダッシュ力は光っていましたが、重賞を勝ち切るあたりに地力強化がうかがえます。前走の京成杯AH(9月10日/中山・芝1600m)こそ、直線の坂で止まって4着に終わりましたが、直線平坦の京都なら、粘り込みが期待できそうです」

 そう言って、松田記者がケレン味のない逃げに一発を託せば、吉田記者もそれに同調して、自らのペースで突き進むマルターズアポジーの大駆けに期待を寄せる。

「馬場を考慮すれば、前で踏ん張れる組で、なかでも単騎逃げならしぶといマルターズアポジーが狙い目。テンのダッシュ力が抜群で、この顔ぶれでもハナを奪えそうなのは強みです。外にもたれながらも勝ち上がった関屋記念が示すとおり、追って味があるわけではなく、色気をもってペースを落とすのはナンセンス。その辺は、長らくコンビを組んできている武士沢友治騎手なら百も承知でしょう」

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