中央でも買えるダートの祭典JBC3レースで、昼間の負けを取り返せ (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu  photo by Nikkansports/AFLO

 アウォーディー(牡7歳、父ジャングルポケット)は、ドバイワールドC(3月25日/UAEメイダン・ダート2000m)では日本馬最先着の5着。それ以来だった前走の帝王賞でも、勝ちパターンに持ち込みながら、後方待機の2頭に先着を許す形となった。事実、抜け出してから気を抜く面があり、今回も早めにケイティブレイブを捕まえにいくと、後続の決め手に後れをとる不安がある。

 それならばサウンドトゥルー(セン7歳、父フレンチデピュティ)の決め手に期待したい。序盤スローから、小出しにピッチが速まる川崎記念のような展開が苦手だが、今回のメンバーであればそれは考えにくい。終始スローからの決め手比べなら負けないし、厳しいラップなら歓迎のクチだ。

 オールブラッシュ(牡5歳、父ウォーエンブレム)は川崎記念(2月1日/ダート2100m)を制したが、鞍上の超ファインプレーで展開が向いた部分が大きく、再現は厳しいだろう。逆にミツバ(牡5歳、父カネヒキリ)の川崎記念は、なし崩し的にに脚を使わされていた。いわゆるピンかパーかの馬だが、それだけに簡単には見限れない。グレンツェント(牡4歳、父ネオユニヴァース)は5カ月半ぶりの競馬で、しかも休養前の負け方がよくない。リフレッシュできたとしても、今回はどうか。

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