天皇賞・秋は、うっかり見切りがちな「人気薄3頭」で高配当の収穫祭 (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 2009年に7番人気で2着に入ったスクリーンヒーローは、前年のGIジャパンカップ(東京・芝2400m)の優勝馬。しかしながら、その後の成績はパッとせず、同年春のGI天皇賞・春(京都・芝3200m)で14着、宝塚記念でも5着と敗れて、人気を落としていた。

 2015年に10番人気ながら2着入線を果たしたステファノスも、その年の春に海外GIのクイーンエリザベス2世C(香港・芝2000m)で2着と好走していたが、前哨戦の毎日王冠で7着に敗れて人気は急落していた。

 さらに、2016年に7番人気で2着となったリアルスティールも、春には海外のGIドバイターフ(UAE・芝1800m)を制したものの、続くGI安田記念(東京・芝1600m)で11着と大敗。それ以来となるこのレースで評価が上がることはなかった。

 つまり、今回も狙い目となるのは、GIでの実績がありながら、近走の不振によって人気が急落しそうな馬である。

 浮かび上がるのは、マカヒキ(牡4歳)だ。

昨年、ハイレベルな日本ダービーを制したマカヒキ昨年、ハイレベルな日本ダービーを制したマカヒキ 何を隠そう、昨年のGI日本ダービー(東京・芝2400m)を制した馬である。しかし、昨秋に世界最高峰のレースと言われる凱旋門賞(フランス・芝2400m)に挑戦して14着と大敗を喫すると、帰国後も不振が続いている。今年に入って3走しているが、GII戦でも勝利を挙げられず、前走の毎日王冠でも見せ場なく、6着に敗れた。

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