過去2年は度外視。天皇賞・秋はサトノクラウンが道悪をスイスイ勝つ (3ページ目)

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki  photo by AFLO

 東京コースは5戦2勝3着1回。近2走の天皇賞・秋で連敗しているが、芝1800mの新馬戦、東京スポーツ杯2歳Sを勝ち、日本ダービーでも3着に入っているようにコース適性自体に不安はない。

 あとは、馬場状態も重要なファクターになりそうだ。週末はまた台風接近との予報もあるし、東京コースは先々週が重馬場、先週が不良馬場と、道悪馬場が続いている。馬場もかなり荒れているはずで、良馬場で行なわれたとしても時計のかかるレースになる可能性が高い。他の有力馬が道悪の実績に乏しいこともあり、重馬場で1勝、稍重で3勝を挙げているサトノクラウンにとって、馬場が渋るのは歓迎だ。

 鞍上は先週のGI菊花賞をキセキで制したミルコ・デムーロ騎手。2週連続でデムーロ騎手がGI勝ちを果たすか注目したい。

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