2017.10.20

今年そっくりな9年前の菊花賞から
「とてつもない穴馬」が見えてきた

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 そして今年も、有力馬が次々に回避していく中で、夏場に条件戦を連勝し、神戸新聞杯でダービー馬に次いで2着となったキセキが1番人気になりそうなムードにある。2008年と非常に近い状況だ。

 その2008年の結果を見てみると、オウケンブルースリが見事人気に応えたものの、2着には15番人気のフローテーションが飛び込んできた。その結果、馬連は1万7820円の高配当となっている。

 フローテーションは、春のクラシック2戦で惨敗し、休み明けの神戸新聞杯でも12着と大敗を喫した。そのため、菊花賞でも人気にはならなかったが、2歳時にはオープン特別を勝っており、3歳春にはGIIで2着になるなど、実力があることを随所で見せていた。

 しかも、同馬は父がGI天皇賞・春(京都・芝3200m)を勝っているスペシャルウィークで、母父がステイヤー産駒を多く出しているリアルシャダイと、生粋の長距離血統だった。菊花賞で番狂わせ起こす"要素"を存分に持ち合わせていたのだ。

 では、今年はそんな馬がいるのか。フローテーションと似たような雰囲気が漂うのは2頭いる。ウインガナドルプラチナヴォイスだ。

古馬混合の重賞でも好走しているウインガナドル ウインガナドルは、重賞勝ちがないゆえ、今回もそこまで人気は上がらないだろう。しかしながら、GIIIラジオNIKKEI賞(7月2日/福島・芝1800m)で2着と好走。前走でも、古馬相手のGIII新潟記念(9月3日/新潟・芝2000m)で4着と健闘している。