2億6000万円の超高額馬、スーパーフェザーの「パンチ」は効くか? (2ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 注目のスーパーフェザーだが、すでに栗東トレセンに入厩。デビュー戦に予定されている10月28日の2歳新馬(京都・芝1800m)に向けて、入念に調教をこなしているという。関西競馬専門紙のトラックマンがその様子を伝える。

「スタッフからは、まず何より『乗り味がすごくいい』という声が聞こえてきます。いい意味で俊敏で、『素質を感じさせるフットワークを持っている』とのことです。入厩当初はまだ体に緩さがあったものの、調教を積み重ねるごとに馬体も締まって、ここに来てかなりよくなってきているみたいです」

 その乗り味やフットワークから、スタッフも確かな素質を感じ取っているようだ。

 さらに、ここまでの調整も極めて順調だという。馬体の成長に合わせて、無理なく調教を進めているそうだ。先述のトラックマンが続ける。

「入厩してしばらくは軽めの調教が続いていましたが、それは手応えの裏返しだったようです。『早い調教をやれば、動くのはわかっている』とスタッフ。すぐに仕上がりそうなタイプということもあって、『あえてピッチを上げず、ゆっくりと調整してきた』とのことです」

 デビュー直前となれば、調教の強度は上がるはず。そこで、どれほどの動きを見せるのかも注目である。

 はたして、アメリカの名牝から生まれた高額馬は、それに見合う、いやそれ以上の活躍を見せるのか。初陣から目が離せない。

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