新星馬と古豪馬。スプリンターズSは「ダ」で始まる2頭が狙い目ダ! (3ページ目)
昨年はセントウルS(7着)からスプリンターズSに出走し、4番人気で15着と敗れたが、後方の位置取りになり、流れに乗れていなかったし、0秒5差なら着順のイメージほど負けていない。今年はセントウルSで自身最速の上がり3F(ハロン)32秒6のタイムを出しており、昨年より良い状態で臨めそうだ。休み明けからの上積みは大きいだろう。
同馬も魅力的な血統背景の持ち主だ。父アルデバランIIはメトロポリタンHなどアメリカのダートGIを3勝した馬。牝系は祖母の兄にダービー馬ウイニングチケットがいるほか、GI昇格前だが1980年のこのレースを勝ったサクラシンゲキ、天皇賞・秋の勝ち馬で名スプリンター、サクラバクシンオーの父となったサクラユタカオーなど、数々の名馬が出ており、このレースにも縁があるファミリーだ。
「新星の4歳牝馬」ダイアナヘイローと「悲願のGI制覇を狙う古豪」ダンスディレクターは、一見対照的に見える2頭だが、どちらも勢い、上昇度と血統は魅力的。秋のGIスタートにふさわしい、いい走りを見せてくれることを期待したい。
3 / 3