ダービー馬に逆らえない神戸新聞杯も「ヒモ勝負」2頭で配当ウハウハ (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 翻(ひるがえ)って、2、3着に飛び込む"ヒモ穴"候補としては、エテレインミノルが面白いのではないか。

 同馬は、前々走で3歳以上500万下(8月13日/小倉・芝2000m)を勝って、前走では3歳以上1000万下の弥彦特別(9月2日/新潟・芝1800m)で2着と好走した。トーホウジャッカルと同じパターンである。

 前走は勝ったアクート(牡4歳)の末脚が強烈すぎた。まさに相手が悪かった印象で、同世代との対戦であれば、好勝負が期待できるはず。レイデオロを負かすまではいかなくても、他の人気馬を出し抜く可能性は大いにある。

 過去の穴馬に見る共通点のふたつ目は、「春に重賞やオープン特別で好走していた馬」であること。

 2009年に7番人気で勝利を飾ったイコピコは、5月末のオープン特別・白百合S(中京・芝1800m)の勝ち馬である。ただ、続くGIIIラジオNIKKEI賞(福島・芝1800m)で4着に敗れ、その結果から人気を落としてしまった。

 2014年に8番人気で2着に入ったサウンズオブアースは、5月のGII京都新聞杯(京都・芝2200m)で2着と好走していた。しかし、続くダービーで11着に惨敗。それ以来となった神戸新聞杯では、さすがに評価が上がることはなかった。

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