ダービー馬に逆らえない神戸新聞杯も「ヒモ勝負」2頭で配当ウハウハ (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 ということで、過去10年の結果を参考にして、2、3着に入ってきそうな穴馬を探してみたい。神戸新聞杯の過去の穴馬について見てみると、共通点がふたつあることがわかった。

 ひとつ目は、「夏場に500万下、1000万下の条件戦を勝った上がり馬」であること。

 一線級が相手となる重賞となれば、さすがに人気は落ちてしまうのだが、夏場に古馬相手の条件戦を勝っていれば、それが500万下でも、1000万下でも十分に通用する力があるのだ。牝馬の話ではあるが、先週のローズS(9月17日/阪神・芝1800m)でも、500万下を勝ったばかりのラビットランが春のクラシック上位組を蹴散らした。

 神戸新聞杯でも、そうした馬の好走例は過去に何度もある。2013年に7番人気で2着となったマジェスティハーツは、直前に500万下、1000万下と連勝していた。2014年に9番人気で3着入線を果たしたトーホウジャッカルも、前々走で500万下を勝利し、前走の1000万下でも2着と健闘していた。

 今回も狙い目となるのは、直近の条件戦を勝っている馬だ。

 今年のメンバーで言えば、キセキがそのパターンの最右翼となる。夏場に500万下、1000万下と、難なく連勝を果たしているのだ。

 ただ、その内容があまりにも圧巻だったため、今回は上位人気が予想される。もしもこの馬を狙うなら、思い切って「打倒レイデオロ」の筆頭格の1着候補として買うべきだろう。

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