セントウルSに大荒れ注意報。穴党記者がピンときた5頭で勝ちにいく (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

「昨年のレースでは、前走の北九州記念で大敗(11着)して9番人気に甘んじながら、3番手から正攻法の競馬で挑んで3着に踏ん張りました。そして今年も、前走の北九州記念では10着と振るいませんでしたが、勝ち馬との着差はコンマ4秒差。大負けしたわけではありませんから、昨年同様、巻き返してもおかしくありません。

 また、昨夏のGIII CBC賞(中京・芝1200m)では1分7秒2の好タイムで2着と好走しており、時計勝負になっても対応できます。5歳以上の牝馬が3年連続で馬券に絡んでいる(3着以内)レースですし、7歳馬とはいえ侮れませんよ」

 太田記者と同じく、北九州記念の際にラインスピリットを推してくれたデイリースポーツの大西修平記者は今回、ミッキーラブソング(牡6歳/父キングカメハメハ)とスノードラゴンの2頭を推奨する。

「ミッキーラブソングは、北九州記念では14着と惨敗を喫しましたが、勝ち馬とはコンマ5秒差。前が止まらない展開だったことを思えば、決して悲観する内容ではありませんでした。しかも、前回は久々の1200m戦。2戦連続となる今回は、前走以上に距離への対応力も高まるはずです。約半年ぶりの実戦を使った上積みも見込めます。

 斤量は前走と同じ56kgですが、ハンデ戦から別定戦に変わる今回は、ほとんどが斤量増となる他馬との比較でも有利に映ります。阪神コースも、10戦2勝、2着2回(着外6回)と相性は悪くありません。一変を期待したいです。

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