穴党記者も悩み抜く新潟記念。「万馬券」は、この6頭の中に隠れている (5ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

「ロイカバードはサトノダイヤモンドのデビュー戦の相手だった馬ですが、アメリカでGIを勝ちまくった母アゼリのデビュー戦は3歳秋でした。そのことを考えれば、血統的には超奥手のはず。4歳になってからが本領発揮と思っていました。前走の佐渡Sもほぼ完ぺきなレースで2着。今回は格上挑戦の身ですが、ハンデは軽くなりますし、素質的にはここを勝ってもおかしくないものを感じます。

 7歳のハッピーモーメントも、晩成のダイナカールの牝系。柔軟性の高い馬体で、6歳だった昨年よりも今年のほうが走りに力強さが出ている印象があります。

 あと、もう1頭挙げるなら、マイネルスフェーン(牡3歳/父ステイゴールド)ですね。ベストの距離で、ハンデ52kgというのは魅力ですね。昨年末のホープフルS(中山・芝2000m)では、のちのダービー馬レイデオロからコンマ2秒差の2着。その比較から、一発あると見ています」

 ひと筋縄ではいかない夏の新潟のハンデ戦。プロをも悩ます難解な一戦だが、ここでひと儲けして、いよいよ始まる秋の大一番に備えたい。

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