新潟2歳Sの勝ち馬に法則あり。穴党記者がピタリの5頭を割り出した (4ページ目)

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 ダンツセイケイは、良血トゥザフロンティア(牡2歳/父ロードカナロア)が勝った新馬(7月22日/中京・芝1600m)で3着でした。このレースからは、ダンツセイケイの他にも2頭がのちに勝ち上がっていて、レベルの高い新馬戦組。そうした力の比較からも、面白い存在だと思います。

 エングローサーは、前走の未勝利戦(7月30日/新潟・芝1600m)の勝ちっぷりもよかったですが、今回が4戦目と実戦経験豊富。前回までの3戦で、使いつつ馬体重を増やしているところもポイントが高いです」

 さらに、小田記者は"勘どころ"として、当日のある点については「見逃せない」と強調する。

「当日の馬体重です。前走比マイナスの馬はほぼ勝てません。この時期にレースを使う場合、かなり暑い時期に調教もしていますから、それだけ体調維持が大変です。まして新潟の場合は、東西のトレセンからの輸送競馬。そのため、体重の変動というのは通常よりも大きく、やはり体重を減らしている馬は消耗している可能性があります。この点は、馬券検討のうえでも大きなバロメーターになるのではないでしょうか」

 当日の気配にも注意が必要な2歳重賞。来春のスター候補を探しつつ、今の時期にこそ"買える"穴馬を見つけ出し、オイシイ馬券をゲットしたい。

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