新潟2歳Sの勝ち馬に法則あり。
穴党記者がピタリの5頭を割り出した

  • 土屋真光●文 text by Tsuchiya Masamitsu
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 少しもたついた面はありましたが、長くいい脚を使えるタイプ。エンジンさえかかれば、切れ味はメンバー最上位でしょう。現状、直線が長くて平坦な当地でこそ、持ち味を最大限に発揮できるはずです。

 所属する須貝尚介厩舎の先輩で、2011年の2着馬ジャスタウェイも同じハーツクライ産駒。同馬はここを足がかりにして、最終的には世界ランク1位にまで上り詰めていきました。それに続く存在として、オーデットエールには大物感ある走りを見せてほしいと思っています」

 栗東トレセン(滋賀県)の坂路コースで行なわれた水曜日の追い切りには、当日騎乗予定の柴田善臣騎手が美浦トレセン(茨城県)からわざわざやって来て騎乗。上々の動きを見せたという。

 デイリースポーツの豊島俊介記者は、東京の新馬(6月18日/東京・芝1600m)を勝って以来、およそ2カ月ぶりの出走となるテンクウ(牡2歳/父ヨハネスブルグ)を推す。半兄は昨年の3着馬イブキという血統だ。

好位から抜け出して新馬戦を快勝したテンクウ好位から抜け出して新馬戦を快勝したテンクウ「新馬戦は好位から抜け出して、上がり3ハロンを33秒7のタイムでまとめて完勝。父がルーラーシップの兄イブキより、(テンクウのほうが)父がヨハネスブルグになったことで気性が前向きで、その分、どうかと思った距離もこなしてくれました。

 血統的にも2歳戦から積極的に狙う価値がありそうなタイプ。この中間も活気あふれる動きを見せており、上昇度が見込めるのも魅力のひとつです。昨年3着に敗れた兄以上の走りを見せる公算は非常に大きいと思います」

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