2017.08.26

キーンランドCのモンドキャンノ、
戸崎騎手が乗るには理由があるはず

 ところで、このネロについてですが、過去のレースで最も高いパフォーマンスを発揮したのは、戸崎圭太騎手が手綱を取った2015年末、オープン特別で2連勝を飾ったときだと思っています。前走は、戸崎騎手がそれ以来となる騎乗でした。そのため、ここへの布石かと思っていたのですが、戸崎騎手は今回、違う馬の鞍上を務めます。

戸崎圭太騎手騎乗で巻き返しが期待されるモンドキャンノ 手綱を取るのは、モンドキャンノ(牡3歳)。これまた、昨年の函館2歳S(2016年7月24日/函館・芝1200m)以来の騎乗です。

 戸崎騎手には他にも、昨年のこのレースで騎乗して勝利を挙げたブランボヌール(牝4歳)や、前走のバーデンバーデンC(7月16日/福島・芝1200m)で手綱を取って鮮やかな勝利を飾ったフミノムーン(牡5歳)など、騎乗してもおかしくない馬が多くいます。

 そんな中、このモンドキャンノに乗るということは、この馬を選んで騎乗しているか、もしくは他馬の出走が決まる前から早い段階でオファーがあったか、どちらかの理由でしょう。

 仮に後者の場合、選んでいるわけではありませんが、そんなに早くオファーがあったということは、モンドキャンノ陣営から勝負気配を強く感じます。また、戸崎騎手サイドとしても、ノーチャンスの馬だと思えば、時と場合にもよりますが、おそらくキャンセルして他の馬を選ぶはず。それなりの手応えを感じているのでしょう。

 この2戦、スプリングS(10着。3月19日/中山・芝1800m)とNHKマイルC(9着。5月7日/東京・芝1600m)では見せ場なく惨敗。早熟といった懸念はなきにしもあらずですが、昨夏に函館でデビュー勝ちし、2戦目の函館2歳Sで2着と、洋芝適性はあります。さらに2歳時とはいえ、GII勝ちがあって、GI2着という実績は、メンバー中、最上位とも言えます。

 今回は、実績のあるスプリント戦。加えて洋芝のレースと、ここ最近とは一変したレースを見せてくれる可能性は十分にあるでしょう。

 戸崎騎手もそれを見込んでいるかもしれませんね。ということで、このレースの「ヒモ穴馬」には、このモンドキャンノを指名したいと思います。

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