人気薄のディープ産駒が狙い目。
小倉記念は3頭の穴馬がアツい配当を生む

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 さて、冒頭で過去の小倉記念で波乱の立役者となった面々の名前を挙げた。クランモンタナ、ダンスアジョイ、ニホンピロレガーロ、キタサンアミーゴの4頭だが、これらに共通する部分から、今回の「穴馬」候補を絞り出してみたい。

 4頭に共通するのは、いずれも「重賞では勝ち切れないものの、善戦の経験がある」こと。さらに、「近走でもオープン特別以上で、それなりの走りを見せている」ことだ。

 クランモンタナは、2年前にGIII新潟記念(新潟・芝2000m)で2着に入っていた。そして、小倉記念を勝つ直前は、前年末のディセンバーS(中山・芝2000m)で3着、同年春の福島民報杯で4着と、オープン特別では善戦していた。

 ダンスアジョイも、2年前のGII京都大賞典(京都・芝2400m)と、GIIアルゼンチン共和国杯(東京・芝2500m)で、ともに4着と奮闘。レース直前には、2走前のオープン特別・メトロポリタンS(東京・芝2400m)で3着という結果を残していた。

 ニホンピロレガーロは、前走のGIII新潟大賞典(新潟・芝2000m)で3着と好走していたうえ、2走前にはオープン特別を勝っていた。また、キタサンアミーゴは2走前のオープン特別で5着と踏ん張って、同年2月のGIIIダイヤモンドS(東京・芝3400m)で3着と重賞での好走歴があった。

 今年のメンバーから、これらの馬と似たような存在を探すと、1頭の候補が浮かび上がってきた。

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