人気薄のディープ産駒が狙い目。小倉記念は3頭の穴馬がアツい配当を生む (2ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 とすれば、今回も「父の父がサンデーサイレンス」という馬が狙い目。特に最近は、人気薄のディープインパクト産駒の好走が目立つ。昨年の勝ち馬クランモンタナや、同3着となったエキストラエンド(6番人気)、あるいは2014年に2着と好走したマーティンボロ(6番人気)などがいい例だ。

 その点を踏まえると、今回浮上するのは、フェルメッツァ(牡6歳)とケイティープライド(牡7歳)。どちらも、父ディープインパクト、父の父サンデーサイレンスという血統である。

小倉記念で強いディープ産駒のフェルメッツァ小倉記念で強いディープ産駒のフェルメッツァ フェルメッツァは今年1月にオープン入りすると、前々走のオープン特別・福島民報杯(4月16日/福島・芝2000m)で2着、前走のGIII七夕賞(7月9日/福島・芝2000m)で5着と奮闘し、着実に結果を出しつつある。

 しかも、今回と同じような条件となる、小回りの2000m戦で好走しているのはプラス材料。長らく条件馬だったが、2歳時にはあのモーリスと接戦を演じ、3歳時にはGIIIアーリントンC(阪神・芝1600m)で3着入線を果たすなど、重賞でも通用する資質を秘めている。一発があっても、不思議ではない。

 ケイティープライドは、3カ月の休み明けとなった前走のGIII函館記念(7月16日/函館・芝2000m)で5着と健闘した。それも、勝ち馬からコンマ2秒差という接戦だった。

 しばらく勝ち星からは遠ざかっているが、昨年の函館記念で2着、12月のGIIIチャレンジC(阪神・芝1800m)で3着と、重賞での好走歴もある。それぞれ、13番人気、11番人気での結果だけに、今回も人気薄での激走を期待してもいいのではないか。

2 / 4

厳選ピックアップ

キーワード

このページのトップに戻る