アイビスSDの穴馬は「初挑戦と条件馬」。この3頭が猛ダッシュする (4ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 2015年に9番人気で2着となったシンボリディスコは、当時1600万下の身だった。しかし、初めての直線競馬となった2走前の駿風S(1600万条件)で2着に入っていて、2戦目でさらにその適性の高さを示したと言える。

 2013年に6番人気で3着に入ったリトルゲルダも同様だ。こちらはそれ以前に、同じ舞台で4戦2勝、2着1回、3着1回という実績があった。1600万下の身で、しかも重賞初挑戦ながら馬券圏内に入ることができたのは、そうした適性を存分に生かすことができたからだろう。

 また、2010年に8番人気で快勝したケイティラブも、1600万下の条件馬だったが、それまでにこの舞台で3勝を挙げていた。

 つまり、条件馬であっても、直線競馬での適性があれば、勝ち負けできる可能性があるということ。そこで今年注目したいのが、レジーナフォルテ(牝3歳)とラインミーティア(牡7歳)だ。

条件馬ながら一発が期待できるレジーナフォルテ条件馬ながら一発が期待できるレジーナフォルテ レジーナフォルテは、前走で1000万下特別を勝利したばかりで、現在は1600万下の身だ。それでも、直線競馬は過去に1度走っていて、後続に5馬身差をつけて快勝している。初勝利となった3戦目の2歳未勝利でのことだが、適性があることは確かだ。

 3歳牝馬で斤量が軽いのも好条件。上り調子のなか、一気にクラスの壁を打ち破って、大波乱を起こしてもおかしくない。

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