中京記念を荒れさせるのは「リピーター」。
この穴馬3頭を信じて買う

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 最後に、過去5年の1着馬からも馬券のヒントを探りたい。興味深いのは、意外と「前走でオープン特別を制していながら、人気が上がらない馬」が勝っていることだ。

 2012年のフラガラッハは、前走の米子S(阪神・芝1600m)で強烈な勝利を収めながら、中京記念では5番人気にとどまった。2015年のスマートオリオンも、前走でパラダイスSを制しながら6番人気だった。ともにその低評価を覆して勝利したのだが、今年もそれらに似た1頭がいる。

オープン特別を連勝中のウインガニオンオープン特別を連勝中のウインガニオン ウインガニオン(牡5歳)だ。

 こちらは前々走で谷川岳S、前走でパラダイスSとオープン特別を連勝中。だが、今回が重賞初出走のうえ、他馬との力関係によって、当日は5~7番人気の評価に落ち着くのではないかと見られている。

 過去5年、勝利しているのは、5~7番人気の馬。もしウインガニオンの人気もその辺りとなれば、軸にするとか、頭にするとか、思い切った勝負に出ても面白いかもしれない。

"波乱の歴史"が続く中京記念。先週の函館記念に続いて、今年もあっと驚くような高配当が飛び出すことを期待したい。

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