中京記念を荒れさせるのは「リピーター」。この穴馬3頭を信じて買う (3ページ目)

  • text by Sportiva
  • 三浦晃一●撮影 photo by Miura Koichi

 加えて、昨年3着のケントオー(牡5歳)にも食指が動く。上述した"リピーター"としての要素もあるが、この馬を推す理由は2015年2着のアルマディヴァンと似た要素があるからだ。

 アルマディヴァンは、5歳の3月にオープン入り。その後、GIII福島牝馬S(福島・芝1800m)で6着、GIヴィクトリアマイル(東京・芝1600m)で15着、オープンのパラダイスS(東京・芝1400m)で8着と大敗を繰り返したが、続く中京記念では激走したのである。

 大敗した3走を振り返ってみると、GIのヴィクトリアマイルこそ勝ち馬から1秒5も離されたものの、福島牝馬Sではコンマ2秒、パラダイスSではコンマ6秒と僅差だった。追い込み脚質であるため、少しでも展開が向けば、十分に上昇する可能性はあったのだ。

 同様に、ケントオーは勝ち星からは遠ざかっているものの、ここ数戦は僅差のレースを繰り返していて、展開の助けがあれば、浮上するチャンスは大いにある。

 3走前の洛陽S(京都・芝1600m)、そして前走の六甲S(阪神・芝1600m)は、いずれもコンマ2秒差の3着と好走。2走前の大阪城S(阪神・芝1600m)でも12着と大敗を喫しているが、タイム差を見ればコンマ6秒差と着順ほどは大きく負けていない。中団から末脚を伸ばすタイプだけに、少しでも展開が味方すれば、ここでも勝ち負けできる力はあるはずだ。

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