2017.07.21

高配当狙いの中京記念。「中京なら
オレの出番」と、この馬たちが言う

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki  photo by Nikkan Sports


 ダノンリバティ(牡5歳/栗東・音無秀孝厩舎/父キングカメハメハ)は重賞勝ちこそないものの、3歳時のGIII毎日杯(阪神・芝1800m)2着など、芝、ダートを問わず、これまで重賞では4度、2着に入っている。昨年のこのレースはスタートでダッシュがつかず、流れに乗れないまま5着に終わった。本来は好位3~4番手から競馬をする馬なので、スタートさえまともに出れば、好走は可能だろう。

 ある意味最大の注目馬と言えるのが2014年の日本ダービー馬ワンアンドオンリー(牡6歳/栗東・橋口慎介厩舎/父ハーツクライ)の参戦だ。芝2400m以上のイメージが強いが、初勝利は2歳9月の阪神・芝1600m戦で、他にも2着1回とマイル戦は連対を外していない。2014年9月のGII神戸新聞杯以来勝利がなく、トップハンデの58kgと条件もラクではないが、ダービー馬の復活があっても驚かない。

 中京コースの適性に重きを置くと、浮上してくるのがウインガニオン(牡5歳/栗東・西園正都厩舎/父ステイゴールド)。中京コースでは1400mと1600mでそれぞれ1勝ずつを挙げ、2戦2勝という成績だ。全7勝のうち6勝が左回りというサウスポーで、同じく全7勝のうち6勝が4月末から8月の勝利と、暑い時期にも強い。重賞初出走だが、データ的には推したい馬だ。

 ムーンクレスト(牡5歳/栗東・本田優厩舎)も中京で2勝を挙げている馬。いずれも1400mだが、他場では1600mで2勝、1800mでも1勝を挙げているように、距離には不安のない馬。中京の芝1600m戦(2015年、有松特別)で4着に敗れているが、4コーナー15番手から直線で大外を回り、1着馬からハナ+クビ+ハナのタイム差なしで、上がり3ハロンがメンバー中最速の33秒7。勝ちに等しい内容で、中京コースは得意と断定していいだろう。昨年のGIIスワンS(京都・芝1400m)では今年のGI安田記念を勝ったサトノアラジンから0秒4差の5着と好走していたように、重賞クラスでも通用する走りは見せていた。ハンデの55kgも他馬に比べて有利にはたらくだろう。