記憶に残る名馬──。函館記念といえば思い出す、サッカーボーイ (4ページ目)

  • 新山藍朗●文 text by Niiyama Airo
  • 日刊スポーツ/アフロ●写真 photo by Nikkan sports/AFLO

 同世代のオグリキャップと、サッカーボーイが同じ舞台に立ったのはこの1度だけ。もしサッカーボーイがケガに悩まされていなければ、オグリキャップにとっては、タマモクロス以上のライバルになっていたかもしれない。「伝説」と呼ばれるレースがもっと増えていたのではないだろうか。

 記録に残るというよりは、むしろ記憶に残る馬――。それでも、あの函館記念でサッカーボーイが叩き出した1分57秒8という記録は、いまだ破られていない函館・芝2000mのレコードタイムだ。

 今年もまた、サッカーボーイの雄姿が脳裏によみがえる函館記念が、もうすぐやってくる。

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