2017.07.01

ラジオNIKKEI賞は、福島巧者
ステイゴールド産駒で財布もゴールド

  • 平出貴昭●文 text by Hiraide Takaaki  photo by Nikkan sports


 今年は2頭がスタンバイ。ウインガナドル(牡3歳/美浦・上原博之厩舎)は母タイムフェアレディがGIIIフラワーC勝ち馬という良血で、母の父はメジロマックイーン。オルフェーヴル&ドリームジャーニー兄弟やゴールドシップと同じ、いわゆる"黄金配合"の馬だ。

 昨年10月に新潟での未勝利戦(芝2000m)を3馬身差のコースレコードで制し、前走の夏木立賞(東京・芝1800m)も逃げ切ってここに臨む。スタートが上手で先行力があるので、先手を奪えれば好走する可能性は高いだろう。

 もう1頭のマイネルスフェーン(牡3歳/美浦・手塚貴久厩舎)は日本ダービー(東京・芝2400m)からの参戦。昨年のGIIホープフルS(中山・芝2000m)では後のダービー馬レイデオロの2着、GIII京成杯(中山・芝2000m)でも3着と、重賞実績は十分だ。京成杯は直線で前が詰まって追い出しが遅れた影響が大きく、スムーズならもっと際どい競馬になっていただろう。復帰後はGII青葉賞(東京・芝2400m)9着、日本ダービー16着と大敗が続いているが、この相手に入れば主役を張ってもいい存在だ。

 現3歳が初年度産駒となるルーラーシップ産駒も注目だ。まだサンプルは少ないが、福島1800~2000mではこれまで5戦して2勝、2着1回、3着1回と、勝率40%、複勝率80%と安定した数字を残している。今回は2頭が出走する。

 バルベーラ(牝3歳/栗東・渡辺薫彦厩舎)は京都芝1600mで2連勝中。前走は不良馬場をものともせず、力強い末脚で差し切った。1800mは4戦して2着が最高だが、展開次第ではここに入っても通用するはずだ。母の父はディープインパクトで、叔母にチューリップ賞など重賞3勝のココロノアイがいて、4代母はオークス、桜花賞を制したマックスビューティという良血。奥が深く、今後の成長が期待される存在だ。