兄以上の逸材か。ヘンリーバローズは「すごい馬になるオーラがある」 (3ページ目)

  • 河合力●文 text by Kawai Chikara

 熟練のスタッフを唸らせるほどの資質を持つヘンリーバローズ。具体的にはどんなよさを持っているのか。足立氏が続けて語る。

「走ったときの後脚の強さですね。それが印象的です。後脚がしっかり"入る"というのか、踏ん張りが(他の馬とは)違う感じがします。(育成が進んでいる馬の基本メニューである)1ハロン15秒の調教でも馬自身が遊ぶほどの余裕がありますし、(調教の強度が上がるにつれて)さらによくなっていきそう。もちろん、クラシックが目標です」

 同馬は栗東トレセンの角居勝彦厩舎に所属し、来春の大目標へ向けて歩みを進めていく。

 はたして、兄が立てなかった舞台でその勇姿を見ることができるのか。素質豊かな"駿馬"の動向から目が離せない。

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